楢の大木に導かれて・・・・
桜は、優しい女性的な外観。栗の木は
木の外観からしても、 いかにも堅牢。
欅の木も、年輪の表情がとても裕で男性的。
しかし、それらの木も素晴らしいが
私は、楢の木に魅せられた。

この11月で、17年努めた桜製作所を退社して7年になる。
この、長尾町宮西の工房に移って4年が過ぎた。
その間、楢の原木を50本以上購入し
そのうち十数本は家具を作るのに使用した。
すべての木が使えた訳ではないが100本以上の
テーブルを作った事になる。
飾り棚や、椅子等も作るが、
『楽木』の製品のほとんどは
座卓や、食卓テーブルである。
桜製作所を25年努めた後、『楽木』で
働くようになった松佐君も
11月でそろそろ4年になる。
われわれ2人は、その間楢の木の力で
生かされてきたといっても
過言ではないかもしれない。
もちろん、他の材で作った家具もあるが。
今では、ジョージナカシマ の
ウォールナット材の様に
私にとって、木と言えば 楢の事と
いえる 程の存在に なっている。
そんな私であるが、この間まで楢の立ち木を
観た事がなかったのである。
今年の春、大家さんを訪ねて来た人から
満濃町のある家の直径90cm
高さ20mあまりの楢の木の枝を切った
話を聞いた。
たまたま、友人のギャラリー『蒼湖』の
近くとの事で、すぐに見に行った。
私が、制材しているほど
太くはなかったが、その存在感は
今まで見たどの木より圧倒的な迫力があり
わたしは、その木の虜になった。
同じ木でありながら、楢の木ほど
それぞれの個性や、表情が
異なる木はない。
製作の度に、新しい出逢いと感動があり
飽きる事がない。
地球にとっても、私にとっても
かけがえのない存在である。
永い時を経て来た楢の大木よ。
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「松岡明廣から一言」
只今、家具【楽木】の増築のため、改装中です。自ら大工道具を持ちながら、友人、知人の心強い支援を受けて、何とか進めています。家具作りもそうですが、自ら汗を流して創造した時には、その流した汗と苦労から、何かが得られるように思います。
『優しい気持ちになれる家具』・・・ 松岡明廣
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